TKC事務所通信より「点滴穿石」
2025-02-01
カテゴリ:TKC,税理士
当事務所は毎月一回、TKC発行の「事務所通信」を発送させていただいております
この事務所通信は
経営のこと、会計のこと、労務のことその他中小企業の皆様のお役に立つ情報が掲載されている冊子です。
私たち税理士はもちろん税務会計についてはプロとしての情報提供を心がけておりますが、専門分野から少し離れた労務のことや経営のことについてもお客様に情報提供することができるのがこの事務所通信のメリットだと私は思っています。
郵送というアナログな形ではありますが、冊子としてお客様のもとに届き、目に入った情報のうち一つでもお役に立つことがあるのであればこの事務所通信については郵送代以上の価値があるものです。
「点滴穿石」
「点滴穿石」とはこの事務所通信2025年2月号に記載された今月の言葉です。
これは中国の故事であり「小さな水のしずくでも、長い年月同じところにしたたり続けていれば、いずれは硬い石にも穴をあけることができる。」という意味です。
この言葉は凄く良い言葉だと思います。
些細な努力を根気強く続けることにより大きな成果を得ることができるということであり、私の体験談で言えば税理士試験です。
私は学生時代、成績が特別良かったわけではありません、優秀な学生とは程遠い存在でした。
そんな私でも長年努力を重ねることにより税理士試験合格という大きな成果を得ることができました。
勉強を辞めたいときもありましたし、勉強をさぼりたい日もたくさんありました。
でも当時の私は税理士になると決めた目標に向け、根気強く勉強をし続けた結果、凡人である私でも税理士になることができました。
これは勉強に限らずあらゆることに通ずることではないでしょうか?
例えば良いと思った習慣を根気強く続けることにより社内に良い文化を根付かせることができることもあろうかと思います。
クライアントの実例として今は業績が悪いが、自分の良いと思った経営方法を貫き通すことによって業績を改善することに成功した会社もあります。
努力というものはなかなか目に見えた成果にはなりづらいところもあります。
もしかすると根気強く続けていく途中に小さな改善が必要な時もあるかと思います。
柔軟な発想を持ち、試行錯誤を続けながら続ける努力はいずれ大きな成果をあげることができるのではないでしょうか?
私は点滴穿石をそういう意味で解釈いたしました。
この今月のことばをちょっと読んでいただけるだけでも事務所通信を郵送している意味があると感じるところです。
